2004年09月21日

古くて新しいもの

以前、よた話的に書いたパネポンのネット対戦。
もう少し、現実味を考えてみた。

プラットフォームはPC。
任天堂の名作でネット対戦の希望が高いものを用意する。
利用は一切無料にする。

ネットワーク基盤はソフトウェアによるP2Pで行い、サーバー費用のコストを削減し、利用者が増えても破綻しないサービスを確立する。
その分、ソフトウェアの開発・維持に費用と労力をかける。

費用はどこから捻出するか?
広告費を思い切って振りむける。
新作の広告を配信する。→後述の対象層の絞込みが可能
新作のデモバージョンが遊べる→GBAなら可能?

基本はサテラビューの発展系。
任天堂にはそのノウハウがすでにあるはず。
大会などのイベントや、限定配信などのやり方はすでに確立されてる。

旧作ばかり遊んで新作を遊ばないのではないのか?
と心配される向きもあるかもしれないが、そうだろうか?
ある旧作ゲームを遊んでいるユーザー層がいる。
彼らは、ずっとそのゲームばかりを遊んでいるだろうか。
その中のマニアックなユーザーは、よい販売パートナーになりうる。
もし彼らの心の琴線に触れるゲームが出て、その魅力を知らせれば、自分たちからまわりに広めてくれる。
また、ライトにゲームを楽しむユーザー層も、無料なら新しいゲームのデモバージョンを遊んでくれる。
なかなか伝わりにくいゲームのおもしろさを伝え、新しいアイデアのゲームが評価されるきっかけになるだろう。
対象層を絞り込んで新作を宣伝できるというメリットは大きい。
また、ゲームを買わなくなり、ネットで遊んでいるユーザー層の需要を掘り起こす。

ユーザーコミュニティの確立。
ランキングシステムの導入。
このサービスに関する広告はいらない。
無料というだけで強烈なインパクトがあり、ネット上での口コミで十分広がると思われる。

もっとも、力がいるのはやはりソフトウェアの部分。
現在、ネット上でゲーム対戦というのは、普通のユーザーには少し敷居が高いイメージがある。
その敷居を、ちょっとネットを始めたばかりの、昔のゲームが懐かしくて遊びにくるユーザーでも、またぐことができるインターフェース。そして、また来ようと思わせるものを作らないといけない。
そのためには、非常に簡単なインストール。何も設定しなくてもすぐに遊べる手軽さが絶対に必要。

海外からも利用を可能にし、IPアドレスなどで、地域に応じた新作の広告を配信する。
まだ、任天堂が未進出の地域の需要を測り、ブランドイメージの浸透をはかる。

将来的にゲームが、ROMや光学ディスクメディアからネットワーク配信に移行する際も、経験を生かせる。

そして、最も狙いなのが、NintendoDSでのネットワーク機能を生かした展開へつなげる。
ゲームのデモバージョンも、本来のゲームマシンなら容易。
そして、携帯ゲーム機で、手軽にいつでも誰とでも対戦できるというのは、まだどこもやってない。

このシステムがうまくいけば、その上で、今までのネット対戦の延長線上から、質的に飛躍したゲームが生まれる予感がする。それがなにかは今はわからないけれど。


「枯れたソフトの水平思考」で新しい可能性を持ったサービス、ゲームを考えてみませんか?任天堂さん。

追記:蛇足なアイデアをメモ。
インターフェースのスキンを、ファミコンやスーファミ、あるいはディスクシステムの書き換えマシンなど懐かしさを感じさせるものにしてみる。
最初の1週間に登録した人から、抽選で5000人に任天堂推薦のPCホリパッドをプレゼント!

無料のメリット。
人が集まる。
多少の不具合・トラブルはおおらかに見てもらえる可能性がある。
そのぶん、いろんなチャレンジ・試行錯誤が可能。
面倒な課金などのトラブルに労力を割く必要がない。

このまま先細りしていきそうな雰囲気のあるゲーム業界に本来の活気を取り戻すには?
いいゲームが出ても売れず、続編ばかりが売れる状況を打破するには?
新作の魅力を伝え、離れていったユーザーを再びゲームに戻ってきてもらうには?
やっぱりゲームっておもしろいね。と言わせるには、現状の流通・宣伝方法だけでは限界がある。
ネットのパワーを利用し、ユーザーにも製作者側にもメリットがある形で、スピーディーに変革していける可能性があると思うのは楽観的?

まだイマイチだなと思うんですね。
名作が無料でネット対戦できるというのが、パラダイムシフトであり、メリットを並べましたが、無料というのがもっとも経営陣を説得するのが難しい部分でもあると思われます。本当に儲かるのかどうか納得させるだけものもが具体的に提示できていない。
また、NintendoDSでの展開が考えられてないのが弱い。

投稿者 exit : 2004年09月21日 12:26 | トラックバック
コメント

文章長いなー、とても読む気になりません。
でも全部読みましたけど(何

DSで無線通信対戦、そしてフリーズの嵐!
そして通信エラー!糞ゲー!・・・だめじゃん

DSの発売日が12/02に決まりましたね

Posted by: はまー : 2004年09月21日 22:34

長すぎましたか(^^;
クソマジメな提案ぽい、よた話ということでご勘弁。

ゲームを買わなくなり、ネットで遊んでいるユーザーって僕なんですけどね(^^;
そういう人がどうやったら再びゲームで遊ぼうと戻るか考えてみたんです。

DS売れるのかなぁと心配。

ところでCMビックリしました。
宇多田ヒカルって歌声と話し声の落差がありすぎ。
最初、「誰?」って。
中島みゆき並にショックを受けました(^^;

Posted by: exit : 2004年09月22日 09:06
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